ギョレメ国立公園及び、カッパドキア岩石遺跡群は、中央アナトリア地域にあるカッパドキア地方にあります。1985年に文化遺産・自然遺産と認定されており、複合遺産となっております。トルコでは、大変人気の観光地の一つとなっております。

	ギョレメ野外博物館 ■カッパドキア（きれいな馬の国）には多くの岩窟があり、ここにギョレメ野外博物館がある。岩窟内部の多くはキリスト教会になっていた。西暦初めの頃、迫害を受けたキリスト教徒達がこの地に教会や住宅を作った。４世紀頃キリスト教は公認されたが、代ってイスラム教から身を守る為にさらに洞窟や地下都市で暮す事となりました。１１世紀頃に作られたキリスト教会とフレスコ画の見学がメインの観光となります。 カイマクル地下都市 ■カイマクル地下都市の内部は、迷路のようになっており、太陽光が入らない為、方向性が失われてしまう。地下都市には、住居は勿論、礼拝堂、学校、厨房、食料庫やワイン醸造工場まであった。この地下都市の発祥は謎が多く、当時のローマ帝国と、その後はイスラム教の侵攻から身を守る為に、キリスト教徒が住んだと言われている。 ゼルベ・パシャバー ■ゼルベ地区のパシャバーはカッパドキアの中で目玉の、茸の形をした沢山の岩がよく見える所です。周りの風景や記念写真を撮る場所としては、絶好の場所です。ゼルベの谷、もしくは、ゼルベ野外博物館という表現を見かけますがそこは落石が多く、歩行禁止になっており、このパシャバー周辺には茸岩がありません。 ウチヒサール ■ウチヒサールはカッパドキアで一番高い岩で（１２０Ｍ）その形がお城に見えるので、ウチヒサール城と呼ばれています。２０００年前頃には人が住んでいた形跡が残っています。その城の頂上まで登る事も出来ますが急な階段が続き、滑りやすく危険です。またこの周辺をラクダの背に揺られて観光するのも楽しみの一つとなっております。 鳩の谷 ■谷の両側に鳩の巣がたくさんあるので、鳩の谷と呼ばれている。太古の昔から鳩を飼育していて、当時はその鳩の糞を集めてブドウ畑の肥料として使っていた。小さく見える窓は鳩の巣ですが、現在は鳩の糞を飼料にする目的ではなく、地元の人達の趣味で飼われている。 デルベント（らくだの谷） ■デルベント（ラクダの谷）はカッパドキアの景色の中でもとても素晴らしい眺望をご覧頂ける場所のひとつです。ふたこぶラクダに似たその姿は奇観です。その他にも仏像、鳩、魚、ＵＦＯ、のように見えるものがあります。 ローズヴァレー ■ローズヴァレーは、太陽の移動によって景色が変わり、夕日に染まった時のローズヴァレーはまるで薔薇の花のように見える。この辺りにはトルコワインやチャイを売る屋台が幾つか出ていて、ワインやチャイ飲みながらこの景色を鑑賞するのは至福の楽しみです。 ウフララ渓谷 ■ウフララ渓谷はカッパドキアの中心から凡そ１００ＫＭ（片道約１時間半）の所にあり、メレンディズ川の流れが数百年をかけて、大地を削ってできた深さ１５０Ｍの渓谷です。ここには数多の岩窟教会があり、周辺の自然と岩窟内部に描かれたフレスコ画は保存状態がよく、人々を魅了しています。