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トルコの地域　【エーゲ海沿岸地域】

　エーゲ海沿岸地域は、トルコ国内でも特に美しい景観を観ることができる地域で、トルコ人・ヨーロッパなどからたくさんの旅行客で賑わう地域です。また、この地域には、オリーブの果樹園があり、上質のオリーブオイル・オリーブ石鹸などを入手することができます。小さな漁村もいくつかありますが、古代都市遺跡も多くあり、自然の景観を楽しんだり、ビーチリゾートを満喫したり、遺跡見学に興じたり、幅広い楽しみができる地域となっております。

イズミールと周辺の観光地

アゴラ		■アゴラは北側と西側部分のみが発見されております。奥行きが160ｍあり、2列の列柱に区切られた3つの柱廊からなっている北側にあるバジリカ聖堂を見学することができます。

カディフェカレ城		■カディフェカレ城はイズミールを一望できる山頂にあり、そこからの眺望は、大変、見ごたえのあるものです。異周囲にはトルコ人ジプシーの家がたくさんありますが、治安の心配はありません。

ナザルキョイ		■イズミルから約２７ｋｍ（約３０分）離れた場所にあるナザルキョイ村は、トルコの名産品、ナザルボンジュウ（目玉）の生産地です。現在トルコ国内で販売されているナザルボンジュウの殆んどはこの村で作られています。旅の記念にナザルボンジュウを作る体験ツアーもお勧めです。事前の予約は必要ありません。

ビルギ		■イズミルから約１００kｍ（約１時間３０分）離れた場所にある、観光にお勧めの町です。３００年前のトルコの民家で有名なサフランボルやシリンジェに似ている部分もありますが、保存状態がより良い町と言えるでしょう。最近ではヨーロッパから来るツアー客に大人気です。

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エフェソス（セルチュク）の観光地

エフェソス遺跡		■エフェソス（トルコではエフェスと呼んでいます）は、紀元前１６～１１世紀にかけて、ギリシャから移住してきた人達が建てた町で、ほとんどのグループツアーの日程に入っているほど人気・定番の観光地です。トルコの有名見学場所の中では一番歩く距離のある遺跡です。

アルテミス神殿跡		■アルテミス神殿は、世界の七不思議のひとつに数えられています。この神殿は、７回破壊され７回再建されたと言われています。最盛期には直径１．２０ｍ、高さ１８ｍの大理石の円柱が１２７本使われ、アテネのパルテノン神殿よりも大きな建物で、中には黄金や宝石に覆われた高さ１５ｍのアルテミス像が置かれていました。

聖母マリアの家		■聖母マリアはイエスの死後に聖ヨハネと共にこの地に移り住み、余生を送ったといわれています。１９世紀に天啓を受けたドイツの修道女カトリーヌ・エメリッヒが、一度も訪れたことがないにもかかわらず家の場所やその遺構を記録に残しました。後にこの記録をもとにイズミルの司教がこの場所を突き止め、マリアの家の跡には小さな教会が建てられた。現在ではキリスト教徒の聖地になっています。

聖ヨハネ教会		■聖ヨハネスの教会はエルサレムを追われた使徒ヨハネが聖母マリアと共にエフェソスを訪れ、この地で没しアヤスルックの丘に埋葬された。4世紀頃、その場所に木造の教会が建てられ、6世紀にはユスティニアヌス1世によって、大理石を使ったバジリカが建造された。内部には白大理石に囲まれた聖ヨハネの墓所があります。

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考古学博物館		■セルチュク市内にあり、エフェソス遺跡の発掘品を展示している。最近はエフェソス周辺から発掘された古代遺跡も展示しています。アルテミス神殿の発掘品で、豊かな女神アルテミスの石像や、エフェソス周辺のそれぞれの古代町から集められたエロスの石像（愛の神様）は必見です。

シリンジェ村		■シリンジェ村はセルチュクから８キロ東にある小さな村です。その歴史は６００年以上昔に遡る。自家製のワインで有名な村。ご希望があれば民家へ立ち寄り、ワインのテイスティングもできます。¸エフェソスからシリンジェまで８ｋｍしかありませんが七曲の道なのでバスで３０分近くかかります。

ベルガマの観光地

アクロポリス		■ペルガモン（ベルガマ）は紀元前289年から133年まで大帝国でした。その当時のゼウス神殿は盗掘されて、ドイツのベルリンにあるペルガモン博物館に展示されています。世界初の大理石彫刻学校と工場の所。羊皮紙（ペルガモンの紙＝パルショメン）の発祥地です。アクロポリスは３３６メートルあり、冬の山頂付近は風が強いので寒くない格好が必要です。

アスクレピオン		■アクロポリスから川を隔てた対岸の丘の頂上に立つアスクレピオンは、ギリシャ神話で医学の神アスクレピウスに捧げられたもので、二千数百年以上たった今でも、湧出する伝説の泉はラジウムを豊富に含有しております。古代より、多くの病人たちを癒したといわれています。暗示による精神療法、投薬、リハビリ、そして観劇によるリラックスは、当時の最先端医療技術を集積した総合病院でした。

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パムッカレの観光地

石灰棚		■二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウムを溶かした地下水となる。その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、その温水中から炭酸カルシウム（石灰）が沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出したものである。石灰棚へ入ることも楽しみの一つで、足湯に入るような体験ができます。

ヒエラポリス		■パムッカレの石灰棚の一番上にある遺跡です。ローマ帝国の温泉保養地として栄え、世界最初の温泉と言われております。ローマ帝国時代にも地震で破壊されるが、その後復興。しかし1354年の大地震で完全に廃墟と化す。ローマ劇場、ローマ浴場などが残る。遺跡プール（アンティークプール）への入浴も人気のアクティビティとなっております。

フェティエの観光地

バタフライ渓谷		■バタフライ渓谷はフェティイェにある有名な渓谷で、最近人気が出て来ています。そしてこの渓谷は、ユネスコで指定した世界１００名山のひとつのババダー山にある渓谷です。フェティエから船で３０分の所にあり,８０種類以上もの蝶が生息しています。６月から９月までの４ヶ月がピークシーズンです。特にハイキングツアーにはお勧めの場所です。

カヤキョイ		■カヤキョイはフェティエから約１５キロ、ヒサルオニュから約４キロ離れた所にあります。中世末期に建てられた小アジア最大のゴーストタウンで、１９２３年のギリシャとトルコの住民交換により町は廃墟となった。１９１９－１９２２年に起こったギリシャ・トルコ戦争にもかかわらず、カヤキョイのキリスト教徒とイスラム教徒は良好な関係を保っていて、ギリシャ人と別れる時はトルコ人が港まで見送りに行くほどだった。

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ボドルムの観光地

ボドルム城		■ボドルム城は聖ヨハネ騎士団によって、セルチュック朝時代の要塞を増築して建てられた。１０２５年、ビザンツ帝国時代に沈没した難破船が展示されている。１９７３年に潜水夫が発見し１９７７年に引き上げ作業が始まった。これまで見つかった難破船のなかでは最古のもの。この船はビザンチン帝国の頃、各地を行き来してた商船で、船中には２５トンものガラスが発見されています。

モゼレイム霊廟		■モゼレイム霊廟、紀元前４世紀に建てられ、マウソロスの死後テミシアによって完成された。建設には著名な建築家や彫刻家を招待し、中でもスコバスは世界の七不思議のひとつとして有名です。

ダリヤンの観光地

ダリヤンクルーズ		■ダリヤンクルーズは、日本ではまだあまり知られていません。しかし、その航路周辺には、古代遺跡カウノス、イズトゥズビーチ、泥の野外温泉など多くの見どころがあります。チャーター船で運航すると、１航海約一時間かかります。夏季は暑くビーチを歩く事もあるので、日傘やビーチサンダルを持って行くと便利です。

カウノス		■カウノスはもともとカリア人によって紀元前９世紀に建てられたが、リキア文明とも深いかかわりがあった。紀元前６世紀にペルシア王ハルパグスがこの地域に侵攻した際クサントスとともに反抗した唯一の都市だった。ヘレニズム文化の崇拝者であったカリア国王マウソロスの時代には、カウノスはギリシャ的性格が濃く、その為ここではカリア語の文献は見つかっていません。

泥温泉		■ダリアンには温泉がたくさんあり、クルーズの途中で、泥の野外温泉に立ち寄ります。そこでは更衣室は、たくさんありますが、レンタル水着はありません。入浴希望の方は、水着を持参してください。

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エーゲ海沿岸地域　その他の観光地

サルデス		■サルデスは、古代リディア王国の首都であり、ペルシャ帝国においても重要な都市の一つでした。ここサルデスにある教会は、ヨハネの黙示録にある、アジアにある七つの教会のひとつです。現在はトルコ語でサルトと呼ばれる小さな村の近くににあります。

フィラデルフィア		■フィラデルフィアは、リディア地方の町で、現在はアラシェヒルになっている。フィラデルフィアにおけるキリスト教の起源についての記録は何も残っていないが、黙示録では、小アジアにおける七つの教会のひとつとしてこの教会宛の手紙が残っています。

ディディマ　アポロン神殿		■エーゲ海沿岸には多数の古代都市遺跡が残るが、ディディマ遺跡にあるアポロン神殿は、他の遺跡とは趣を異にする神殿遺跡である。ギリシアのデルフィと同様、太陽神アポロンを祀り、神のお告げを参拝者に授けた神殿。保存状態も極めて良く、見学価値は十分ある。神殿の片隅に残るメドゥサはギリシア神話に登場する蛇の髪を持つ怪人で、ペルセウスにより石に変えられてしまったと言う。

アフロディシアス		■アフロディシアスは、パムッカレから約１時間３０分位の所に位置している古代都市遺跡です。主要道路から外れており、訪れる人は少ない。山間に位置したため、荒らされておらず保存状態は極めてよく、現在も発掘が続いている。アフロディシアスの名は美の女神アフロディーテから来ている。アフロディシアスで最も有名な遺跡は古代競技場遺跡で、大円形劇場、野外音楽堂等も見る事ができます。

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